Google Workspaceの料金プランは?選び方やメリットまで解説

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Google Workspaceの料金プランについて知りたい

自社に適した料金プランを選びたい

Google Workspaceはどのようなメリットがあるの

企業の多くが直面する課題が情報共有とコストの両立です。Google Workspaceは中小企業から大企業まで幅広く導入されている信頼度の高いサービスです。

月額制で利用でき、用途に応じた料金プランも複数用意されているため、無駄なく導入できる点が魅力です。

この記事では、Google Workspaceの料金プランや選び方、導入メリットまで解説します。

記事を読めば、自社に最適なプランを選べるようになり、業務効率化とコスト削減を同時に実現できます。

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目次

Google Workspaceは月額制で導入できる法人向けクラウドサービス

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出典元:Google Workspace

Google Workspaceは、Gmail・カレンダー・ドキュメントなどビジネスに不可欠なツールをパッケージ化したクラウドサービスです。

クラウドサービスのため、インターネット環境があればサーバーやソフトを自社で購入・管理する必要がなく、アカウント数に応じた料金を毎月支払うだけで導入可能です。

そのため初期費用を抑えつつ、必要な分だけ柔軟に拡張できます。企業規模を問わず、効率的に情報共有やコミュニケーションを進めたい法人に適した仕組みといえます。

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Google Workspaceの料金プランは4種類|利用規模に応じて選べる

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出典元:Google Workspace

Google Workspaceには「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」「Enterprise」の4種類の料金プランがあります。

各プランは利用規模や必要な機能に応じて設計されており、コスト重視の小規模組織から高度なセキュリティが必須の大企業まで幅広く対応することが可能です。

ここからは、Google Workspaceの具体的な料金プランについて解説します。

Business Starterは低コストで小規模組織に最適

Business Starterプランは、コストを抑えつつ基本機能を確保したい小規模組織に最適です。

年間払いなら1ユーザーあたり9,120円(税込別、月額換算で約760円)、月払いなら902円と価格が抑えられています。Gmailやカレンダー、30GBのストレージなど、必要な機能を揃えつつ、導入時の負担を軽減できます

たとえば従業員が20名程度のスタートアップなら、月額約18,000円(20 × 902円)で主要なツールが導入でき、初期投資も不要です。

導入コストを抑えて業務効率化を実現したい企業は、Business Starterがおすすめです。

Business Standardは機能とコストのバランスが取れた定番プラン

Business Standardは、コストと機能の両立を実現した最も人気の高いプランです。1ユーザーあたり年間払いで18,240円(税込別、月額換算1,520円)、月払いでは1,805円で利用可能です。

2TBのクラウドストレージが利用でき、Google Meetでは最大150名まで参加できます。セキュリティ機能もStarterより充実しており、業務に必要な範囲をカバーしています。

たとえば50名規模の企業が導入した場合、月額約81,600円で全員が大容量ストレージと高度なビデオ会議機能を使えるようになります。

中小企業から中堅企業まで幅広く利用されている定番プランであり、コストと機能を両立したい企業に最適です。

Business Plusはセキュリティと管理機能を強化した中堅企業向け

Business Plusは、セキュリティや管理機能を重視する中堅企業に適したプランです。

料金は年間払いで1ユーザーあたり28,500円(税込別、月額換算2,375円)、月払いでは2,850円です。ストレージは5TBと大容量で、Google Meetは最大500名まで参加可能です。

さらに、Vaultによるデータ保持や高度なエンドポイント管理など、コンプライアンスやセキュリティ対策を強化する機能が含まれています。

情報漏洩や監査対応などのリスクに備えたい中堅企業は、Business Plusを選ぶことでコスト以上の安心感を得られるでしょう。

Enterpriseは大規模企業や高度要件に対応する最上位プラン

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出典元:Google Workspace

Enterpriseプランは、大規模組織や高度なセキュリティ・コンプライアンス要件を満たすために設計された最上位プランです。

料金は要問い合わせとなり、企業ごとの要件に応じて見積もりがおこなわれます。ストレージは無制限、Google Meetは最大1,000名まで参加可能です。

DLP(データ損失防止)、セキュリティセンター、エンタープライズ級のサポート体制など、他プランにはない機能が備わっています。

Enterpriseは、単なるクラウドサービスではなく「経営インフラ」として活用できる最上位プランであり、大規模企業や規制の厳しい業界にとって欠かせない選択肢です。

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Google Workspaceを導入するメリット

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出典元:Google Workspace

Google Workspaceを導入するメリットは、以下のとおりです。

それぞれ詳しく解説します。

初期費用を抑えて導入できる

Google Workspaceの大きな魅力は、オンプレミス型のシステム導入と異なり、初期費用を抑えて導入できる点です。サーバー購入や保守契約が不要で、必要なのは月額利用料だけです。

導入当日から利用できるため、IT担当者の負担も大幅に軽減できます。さらに料金はユーザー単位で算定されるため、会社の成長に応じて柔軟に拡張可能です。

プラン年間契約(月額換算)月払いストレージ容量
Business Starter約760円902円30GB
Business Standard約1,520円1,805円2TB
Business Plus約2,375円2,850円5TB
Enterprise要問い合わせ要問い合わせ無制限

UIが直感的で使いやすい

Google Workspaceは、多くの人が日常的に利用しているGmailやGoogleドライブと同じ操作感を持っているため、導入直後からスムーズに使い始められる点が強みです。

複雑な操作を覚える必要がなく、マニュアルに頼らずとも直感的に使えるUI設計は、社員教育のコストを削減できます。

ITリテラシーに不安がある社員でも活用しやすく、社内全体での利用定着率を高められるでしょう。リモートワーク下でも同じUIでアクセスできるため、働き方の柔軟性を支える要因にもなります。

社内外のコミュニケーションが活性化される

Google Workspaceには、Google MeetやChatなどのコミュニケーションツールが標準で含まれています。メールに加えてオンライン会議やチャットも利用でき、場所を問わずスムーズにコミュニケーションが可能です。

ドキュメントやスプレッドシートは同時編集が可能で、会議中に複数人で資料を修正しながら議論を進められる点も大きな強みです。

外部パートナーとも安全に共有できるため、取引先との連携も効率化できます。

リモートワークやハイブリッド勤務を推進する企業にとっては、Google Workspaceの社内外コミュニケーションを活性化させるられる点は大きなメリットといえるでしょう。

対応端末・ブラウザが多い

Google Workspaceはクラウド型サービスのため、端末や環境を選ばず利用できる柔軟性があります。アプリのインストールを必要とせず、インターネット環境があればすぐにアクセス可能です。

Google Workspaceの対応端末
  • Windows PC
  • Mac
  • Chromebook
  • iPhone / iPad(iOS)
  • Android スマートフォン / タブレット
Google Workspaceの対応ブラウザ
  • Google Chrome(推奨)
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Apple Safari

このように幅広い端末とブラウザに対応しているため、従業員が普段使っている環境をそのまま活用でき、システム移行の負担を最小限に抑えられます。

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Google Workspaceの料金プランに関するよくある質問

Google Workspaceに無料版はあるの?

Google Workspaceには、法人向けの完全無料プランは存在しません。

無料で使えるのは個人向けのGoogleアカウントで利用できるGmailやGoogleドライブなどであり、法人利用に求められる管理機能やセキュリティは備わっていません。

ただし、Google Workspaceには14日間の無料トライアルが用意されており、実際に機能を試してから契約することが可能です。

企業として本格導入を検討する場合は、無料トライアルを活用し、必要な機能や操作性を確認するのが賢明です

Google WorkspaceとGoogle Oneは何が違うの?

Google WorkspaceとGoogle Oneは名前が似ていますが、用途も対象者も異なるサービスです。

Google Workspaceは法人向けに設計されており、メール(独自ドメイン対応)、ドキュメント、カレンダー、Meetなどの業務アプリケーションを包括的に提供します。

一方、Google Oneは個人向けクラウドストレージサービスで、主に写真や動画などのデータ保存が目的です。

G Suiteとは何ですか?

G Suiteとは、Google Workspaceの旧名称です。かつては「Gmailやカレンダーなどをまとめた法人向けツール群」として提供されていましたが、2020年に名称が変更されました。

名称変更の背景には、単なるメール・ストレージサービスにとどまらず、ビジネスに必要なコラボレーション基盤として進化したことがあります。

料金プランは併用できますか?

Google Workspaceの料金プランは、基本的に1つの組織で統一する必要があります。そのため、同一ドメイン内でBusiness StarterとBusiness Standardを混在させるような使い方はできません。

まとめ | Google Workspaceは規模や業務内容に適した料金プラン選びが重要

Google Workspaceは、法人向けに必要な業務ツールをクラウドで提供する強力なサービスです。料金プランは4種類あり、コスト重視の小規模組織から高度な要件を満たす大企業まで幅広く対応できます。

導入により初期費用を抑えつつ、コミュニケーションの効率化やセキュリティ強化を実現可能です。自社の規模や業務課題を踏まえ、最適なプランを選ぶことが成功の鍵となります。

まずは無料トライアルを活用して、自社に合った導入効果を体感することをおすすめします。

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