サブネットマスクとは?IPアドレスの範囲を決める仕組みと計算方法を初心者向けに解説

サブネットマスクの設定項目があるけれど、何を入力すればいいか分からない
IPアドレスとの違いや、数字の意味が難しくて挫折しそう
ネットワークの構築を任されたので、計算方法を正確に知りたい
ネットワーク設定で必ず目にするサブネットマスクですが、多くの初心者が「仕組みが複雑で覚えられない」とつまずきがちです。
サブネットマスクとは、IPアドレスのネットワーク部分とホスト部分を区切る仕組みのことです。
この記事では、専門用語を極力抑え、サブネットマスクの役割から計算方法までを、比較表を用いて直感的に解説します。
サブネットマスクとはIPアドレスのネットワーク部分とホスト部分を区切る仕組み

サブネットマスクは、IPアドレスを「ネットワーク住所」と「個別の機器番号」に切り分けるためのフィルターです。
IPアドレスだけでは、どの範囲までが同じグループ(ネットワーク)に属しているか判別できません。サブネットマスクを使用することで、通信の宛先が同じグループ内か、あるいは外部ネットワークかを識別します。
| 項目 | 役割 | 住所に例えると |
| IPアドレス | ネットワーク上の住所 | 都道府県・市町村・番地 |
| サブネットマスク | 境界線を決めるルール | 「市区町村まで」という区切り |
| ネットワーク部 | 所属するグループの番号 | 東京都新宿区(エリア) |
| ホスト部 | グループ内の個別の番号 | 1番地(特定の家) |
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サブネットマスクの表記方法

サブネットマスクの表記には、主に「10進数表記」と「CIDR(サイダー)表記」の2種類が存在します。Windowsのネットワーク設定などでは「255.255.255.0」といった10進数が一般的に使われます。
一方、エンジニアの設計書やルーターの設定では「/24」のようなCIDR表記が用いられるケースが多いです。
いずれも同じ意味ですが、書き方が異なるだけです。初心者はまず、これら2つの書き方が対になっている点を理解しましょう。
| 10進数表記 | CIDR表記 | 2進数でのイメージ(左から1の数) |
| 255.0.0.0 | /8 | 11111111.00000000… |
| 255.255.0.0 | /16 | 11111111.11111111.00000000… |
| 255.255.255.0 | /24 | 11111111.11111111.11111111.00000000 |
| 255.255.255.128 | /25 | 11111111.11111111.11111111.10000000 |
サブネットマスクはなぜ必要なのか

サブネットマスクが必要な理由は、膨大な数の端末を効率よく管理し、通信の混雑を防ぐためです。一つの巨大なネットワークに全端末を接続すると、放送のような一斉送信データが溢れ、通信速度が著しく低下します。
大きなネットワークを適切なサイズの「サブネット(小規模ネットワーク)」に分割すれば、通信の範囲を限定できます。
セキュリティの向上や、IPアドレスの無駄遣いを防ぐためにも、サブネットマスクによる制御は不可欠です。
| メリット | 解説 |
| 通信効率の向上 | 不要なデータ送信を制限し、帯域の浪費を防ぐ |
| セキュリティ強化 | 部署ごとにネットワークを分け、不正アクセスを防止する |
| アドレスの節約 | 必要な分だけIPアドレスを割り当て、枯渇を防ぐ |
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サブネットマスクの計算方法と具体例

サブネットマスクの計算は、IPアドレスとマスク値を「2進数」に変換して比較する作業です。
計算の結果、ホスト部のビットがすべて「0」のアドレスはネットワークアドレス、すべて「1」のアドレスはブロードキャストアドレスと呼ばれます。
| 項目 | 具体的な数値 |
| IPアドレス | 192.168.1.10 |
| サブネットマスク | 255.255.255.0 (/24) |
| ネットワークアドレス | 192.168.1.0 |
| ブロードキャストアドレス | 192.168.1.255 |
| 利用可能な端末数 | 254台 (256 – 2) |
サブネットマスクとCIDRの違い
サブネットマスクとCIDRは、どちらもネットワークの範囲を指定する仕組みですが、柔軟性が異なります。従来のサブネットマスクは、クラスA・B・Cという固定された枠組みに基づいた運用が主流でした。
CIDRはクラスの概念を撤廃し、任意のビット数でネットワークを区切る技術です。現代のインターネットでは、IPアドレスを1ビット単位で細かく切り出せるCIDRが標準的に利用されています。
| 比較項目 | サブネットマスク(クラス概念) | CIDR(クラスレス) |
| 区切りの単位 | 8ビット(1バイト)ごとが基本 | 1ビット単位で自由に設定可能 |
| 柔軟性 | 低い(大・中・小の3択に近い) | 非常に高い |
| 現在の主流 | 設定画面の入力形式として残る | 設計やルーティングの標準 |
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まとめ | サブネットマスクはIPアドレスの範囲を決める重要な仕組み
サブネットマスクは、IPアドレスをネットワーク部とホスト部に分け、通信の範囲を定義する重要な役割を担います。ネットワークの混雑回避やセキュリティ維持には、適切なマスク設定が欠かせません。
「255.255.255.0」や「/24」といった表記に慣れ、計算方法を理解すれば、トラブル発生時の原因特定もスムーズになります。ネットワーク構築の第一歩として、まずは自分のPCのサブネットマスクを確認してください。
